生活習慣病
高脂血症
脂質異常症ともいい、中性脂肪高値、LDLコレステロール高値、HDLコレステロール低値を認める場合、脂質異常症とされます。
治療の基本は食事療法で、食事量の摂取を減らすことで、とくにアルコールや糖質の過剰摂取に気をつけます。また、有酸素運動の継続も有効です。
主な原因
- 遺伝
- 糖尿病
- 脂質の取りすぎ
高血圧症
血圧が正常範囲を超えて高く維持されている状態です。
高血圧自体の自覚症状は何もないことが多いですが、虚血性心疾患、脳卒中、腎不全などの発症原因となるので重大で危険な状態です。
解消方法としては、食事療法や運動療法などがあります。
主な原因
- 遺伝
- 食事
- 肥満
- 腎臓の病気
- ホルモンの異常など
肥満症
脂肪が多く、標準体重より体重が重くなった状態です。
日本ではBMI22が標準であり、25以上になると「肥満」と判定されます。
肥満症はさまざまな病気の原因となります。
解消方法としては、食事内容を変更したり、運動することでエネルギーを消費しやすい身体に変えていくことが大切です。
主な原因
- 食事(過剰摂取など)
- ホルモン
- 脳の異常
- 遺伝性の病気など
脳卒中
脳出血やくも膜下出血のように脳の血管が破裂・出血したり、脳梗塞のように脳の血管が詰まった病気を脳卒中と言います。
主な原因
- 高血圧
- 高脂血症
- 糖尿病
- 動脈硬化
- 不整脈
動脈硬化
動脈壁にコレステロールなどの脂肪がたまり、壁の膜が厚く、かたくなる状態を動脈硬化と言います。
動脈硬化になると、血液の流れが悪くなり、脳や心臓にいろいろな病気を引き起こす原因になります。
主な原因
- 喫煙
- 運動不足
- 肥満
- 高血圧
- 高脂血症
- ストレス
頚動脈エコー検査
簡便で視覚的に動脈硬化の診断が出来る検査で、被曝も痛みもありませんので、年月を追って動脈硬化の進み具合を知る事が簡単に出来、食生活の改善や運動療法、投薬などによる予防が可能です。
検査方法
この検査では仰向けに寝た状態で枕を外し、首の部分に、ゼリーを塗りプローブをあてて、検査をしていきます。
血圧脈波測定
血管の硬さや詰まり具合を測定し、動脈硬化の進行度を知ることができます。
四肢の血圧を同時に計測し、痛みはなく、所要時間は5分程度です。
動脈硬化はさまざまな病気の引き金となるため、非常に大切な検査です。
こんな症状がある方は検査を受けてみてください
- 動脈硬化が気になる
- 煙草を吸う
- 高血圧・糖尿病・脂質異常症の治療を受けている
- 運動不足である
- 肥満(メタボリックシンドローム)である
- 身内に脳卒中や心臓病になった人がいる
当院では、頚動脈エコー検査、血圧脈波測定をしています
保険が効きますので安心です