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お腹の張り

患者さんで「お腹の張りが気になる」と悩んでる方を多く見受けます。

お腹が張るという症状は、医学的に「腹部膨満」といわれ、病気の可能性がありますので注意が必要です。

お腹が張る原因

1.便秘

お腹の張りの原因としてよくみられるのが、便秘です。便が腸の中にたまると腸の動きが悪くなりお腹が張ります。
便秘の原因は様々ですが、ストレスや水分不足、運動不足、食物繊維不足などから便秘がおこります。便秘については市販薬で対応している方も多くみられますが、市販薬の中には「クセになりやすい」成分が入っている便秘薬もあり注意が必要です。また便秘の原因ががんやポリープである場合は治療をしないと改善しません。長引くお腹の張り、便秘は一度消化器内科専門医のいる医療機関受診をおすすめします。

2.呑気症

呑気症は無意識のうちに空気を多くのみ込んでしまい、胃・腸に空気がたまりお腹の張りを引き起こします。主な原因としてストレス・早食い・過食であり、治療法としてはストレス原因を取り除く(限定的に気分を落ち着かせる薬を使用する場合もあります)、早食い・過食をやめるなどの食生活の見直しなどをおこないます。
必要に応じて胃カメラ検査もします。

3.過敏性腸症候群

ストレス・消化不良などで腸の動きが異常になり排便が上手くいかないことがあります。
腹部の張り・下痢や便秘を繰り返すといった症状は過敏性腸症候群の典型的な症状です。問診・診察をした上で診断出来れば適切な治療法があります。
また大腸カメラ検査も診断に有用です。

4.がん

胃や腸にがんがあると胃腸の動きが悪くなり、お腹の張りがみられることがあります。胃カメラ検査・大腸カメラ検査・腹部超音波検査で状態を確認することが必要です。

5.婦人科疾患

腹部の張りが子宮筋腫・卵巣嚢腫・子宮がんなどの婦人科疾患が原因の場合があります。
症状の経過や検査から婦人科に紹介する場合もあります。

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