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むくみ

むくみは、体内の組織や細胞の隙間に余分な水分が溜まり、それが表面的に腫れ上がって見える現象を指します。医学的には「浮腫」と言い、生理現象のひとつですが、頻繁に起こる場合は、病気が原因となっている可能性もあり注意が必要です。
以下に、むくみの原因・対処法を解説します。

むくみの原因

  1. 塩分・水分の過剰摂取:塩分(ナトリウム)は水分を体内に引き込みます。塩分の過剰摂取はむくみの原因になります。また水分の過剰摂取もむくみと原因となり得ます。
  2. 睡眠不足:十分な睡眠がとれないと内臓の代謝能力が低下し(特に腎臓・肝臓)むくみを生じることがあります
  3. 運動不足:運動不足により筋肉量の低下・血流不足になるとむくみを生じることがあります

むくみがよく出る時に疑うべき病気

  • 下肢静脈瘤:血管内に血液が溜まり、主に足の血管が目立つようになります。足の表面に網の目のように血管が浮き出てたり、こぶのようになる部分が出てくることもあります。血流うっ滞をおこしむくみを生じます
  • リンパ浮腫:リンパ節やリンパ管の発育不全が原因で、特に下肢に起こりやすい傾向があります。またがんなどの手術の際にリンパ節郭清をした後にリンパ浮腫を起こすことがあります
  • 心性浮腫:心臓の働きが悪くなり、静脈の血液が心臓に戻れなくなるため、むくみが現れます
  • 腎性浮腫:腎臓の機能障害により、身体の中に過剰な水分がたまり、むくみを引き起こします
  • 肝性浮腫:肝臓の働きが悪くなると、タンパク質の減少や全身の代謝能力が低下しむくみが生じます

むくみの治療と対処法

  1. 冷却する:冷やすことで血管の収縮が起き、むくみを抑えることができます
  2. 挙上する:心臓より高い位置に患肢を挙上すると、静脈性浮腫などの改善に有効です
  3. 弾性ストッキング:下肢用ストッキングや上肢用スリーブを着用することで、浮腫を軽減できることがあります。医師の指示に従って選びましょう。
  4. 運動療法・筋収縮の促し:運動により血液の循環を促進し、むくみを改善します
  5. 日常生活での改善:塩分を控えた食事・適度な運動・十分な睡眠を心がけることでむくみは改善できまた予防することができます
  6. 薬物療法:心性浮腫・腎性浮腫・肝性浮腫などは限定的に利尿剤の内服をすることでむくみ(浮腫)の改善がみられます
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