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おなら

おならは日常生活や食事でのみ込んだ空気や、腸内で発生したガスがたまり、排出される現象です。おならそのものには病的意義はありませんが、「おならの回数が多い」・「おならが臭くなった」などの症状が出た場合は何かしらの原因がある場合がありますので注意が必要です。

おならの主な原因

おならの主な原因は以下の通りです

1.食事の影響

炭水化物・食物繊維の取りすぎ
炭水化物(糖質)・食物繊維の取りすぎでおならの量が増える場合があります。
特に糖質を過剰摂取すると腸内環境の乱れが引き起こされ、悪玉菌が増え、メタンガスや水素ガスが多く発生することがあります。

タンパク質の過剰摂取

タンパク質の過剰摂取(ダイエットやトレーニングなど)もおならの原因となり得ます。
体内に吸収されなかった過剰なタンパク質は腸内で悪玉菌によって分解され、硫化水素などのガスが発生します。いわゆる卵の腐ったような「腐卵臭」がすることが特徴的です。

2.空気をのみ込んでしまう(呑気症)

呑気症は無意識に空気を飲み込んでしまうことによって胃腸に空気がたまり、結果としておならやげっぷが増える症状のことです。食事の早食いにより引き起こされることが多く、早食いがくせになっている方はゆっくりと食事をとるだけでも症状の改善が見込まれることもあります。ストレスによる過食も呑気症の原因言われています。

おならから考えられる病気

1.過敏性腸症候群

腸内におなら(ガス)がたまることで腸の蠕動運動が異常になり、過敏性腸症候群になることが報告されています。

2.潰瘍性大腸炎・クローン病(炎症性腸疾患)

潰瘍性大腸炎・クローン病などは炎症性腸疾患といわれており、腸の慢性炎症がおこり(原因不明)、腹痛・下痢・血便・おならなどの症状がみられます。

3.乳糖不耐症

牛乳などの乳製品に含まれる乳糖が腸内でうまく分解されずおなら(ガス)が増えることがあります。体質の影響もあり、乳製品を控えると改善されます。

おならに対する検査・治療法

1.大腸カメラ検査

腸の中を観察することにより腸に炎症がないか、腸の運動は正常なのか正確に判断することができます。

2.食生活の見直し

偏った食生活を改め、バランスよく食事をとる、食べ物をよく噛み、ゆっくりと時間をかけて食事をすることが大切です。

3. 運動

適度な運動は腸蠕動を適切に保ち、おならを減らすことができます。

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