ダイエット外来
医師監修によるメディカルダイエット
GLP–1受容体作動薬(オゼンピック皮下注2mg)によるダイエット注射
こんな方におすすめ
- どうしてもたくさん食べるのを我慢できない方、間食が多い方
- 自力では意志が弱くダイエットがなかなか続かない方
- 痩せにくい体質の方、年齢とともに痩せにくくなってきている方
- 運動が苦手な方、したくてもできない方(時間がない、膝や腰が悪い)
- 内臓脂肪が多くメタボリック体型の方
GLP-1ダイエットについて
① GLP-1とは
GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)とは、小腸から分泌されるホルモンの1つで、誰もが日常で分泌されています。GLP-1受容体作動薬は、もともと糖尿病の治療薬として開発されましたが痩身効果も期待できるため近年ではダイエット注射としても活用されています。
GLP-1は、すい臓に作用してインスリンの分泌量を調整し血糖を下げる作用を持ちますが、同時に脳に作用して食欲を抑制したり、胃での消化を緩やかにしたりする作用も持っています。そのため、満腹感が持続し食欲がストップするため、意識しないままに食事の量が減り、自然な形で健康的にダイエットすることが可能になります。
② GLP-1受容体作動薬(オゼンピック)が使用できない方
癌の既往並びに現在加療中の方/妊娠中、妊娠授乳中の方、産後3ヶ月以内である/妊娠を予定している方/未成年の方/極度の痩せの方/摂食障害(拒食症や過食症)のある方/甲状腺疾患、膵臓疾患の方
③ 副作用について
低血糖をご心配されるかもしれませんが、この薬剤は食事をして血糖値が上がらなければ作動しないためインスリンを過剰に分泌させて低血糖になるリスクがありません。
治療初期に胃部不快感・胃が張っている感じ・頭痛・便秘・下痢といった消化器症状が出ることがあります。
注射部位に内出血や赤み・腫れ・かゆみが起こることがあります。注射方法は別紙で詳しく説明します。
GLP-1(オゼンピック)の投与方法について
投与手順
- オゼンピック皮下注2mgを使用
- 1週間に1回、毎週同じ曜日に投与
- 初回から4週間は0.5mg/回を投与
- 医師の判断で投与量の変更の可能性あり
皮下注射の方法について
- 必要物品(オゼンピック、注射針、アルコール綿)を準備し、手洗いをする
- 針を注射にセットする
- ダイアルを回して単位をセット(※0.25/0.5/1.0mgの3段階の用量に設定可能)
- 注射部位をアルコール綿で消毒後、注射部位を掴み針を刺す(注射部位は「おなか(腹壁)」、「上腕の外側(二の腕)」、「太もも(大腿部)」が適している)
- 注入後、10秒間待ってから針を抜く
- 使い終わった針は外して容器に破棄する